GoogleAnalytics(not provided)とは?(not set)との違いは?|Web担当者からのFAQコラム
今回のWeb担当者からの質問回答コラムは、GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)の(not provided)と(not set)の意味についてです。
特に最近この質問は多くなりました。GoogleAnalyticsの仕様変更により見かける頻度が格段に上がったっためですが、その事も含めて説明していきます。
※2013年10月時点での記事です。(GoogleAnalyticsの仕様変更は頻繁にあるので)
(not provided)と(not set)の意味
GoogleAnalyticsでトラフィックレポートを確認していると、(not provided)と(not set)を目にした事があるかと思います。
どちらも、「わからないんだ」っていうことは、わかると思いますが、この意味は具体的にどのような意味でしょうか?

難しい事はさておき、結論です。
(not set)は、「わからなかった」という意味です。
(not provided)は、「取得できなかった」という意味です。
(not provided)取得出来なかったとなる理由
(not provided)取得できなかった。キーワードは最近急激に増えていますね。
それに伴い、この件に関する質問も急増しました。
では、なぜ(not provided)が急増したのか?
それは、Googlegaの検索の仕組みが大きく変わったからです。
Googleは、検索結果をSSL化するようにしました。
つまり、検索エンジンの検索キーワードはリファラーに入っているデータから取っていましたので、リファラーが取れなくなってしまい結果、検索キーワードもとれなくなってしまったのです。その表示が(not provided)という表示です。
(not provided)=検索結果が取得できなくなっている
という意味なのです。
(not set)と(not provided)の違い
(not provided)が検索結果が取得できなくなっているという意味に対して、
(not set)=取得出来る状態にあるが取得できませんでした。
という意味です。
(not set)と(not provided)の違いは、そもそも検索キーワードの情報が取得できる状態にあるか?ないか?を踏まえて
・取得できる状態にあるのに取得できませんでした=(not set)
・そもそも取得できない状態です=(not provided)
という違いがあるのです。
(not set)の多いケースの例は、「Yahoo!リスティング」です。
GoogleAdwordsの場合は、自動的にキーワードやキャンペーン等と連携しますが、Yahoo!リスティング場合、「URL生成ツール 」等を使って、GoogleAnalyticsでkeywordやキャンペーンのデータをとり込めるようにカスタマイズ設定しなければなりません。
それをしないと、キーワード(utm_keyword)のデータが取得できずに、(not set)に入ってしまいます。
そのほかの原因でキーワードが取得出来なかった場合も(not set)に入ります。
あまりにも(not set)が多い場合は、原因を追及して解消していくことをお勧めします。
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