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キーワードの選定について|SEO対策って結局どうしたらいいの?3|Web担当者から良くある質問回答コラム
キーワード選定について1 キーワードの決め方
キーワード選定の際に、「何となく検索回数が多そう」とか「成果が上がりそう」という仮説(想像)のみで選定したキーワードは成果をもたらすキーワードではないケースがあります。また、そのようなキーワードは競合サイトばかりでいつまでも上位に表示されなかったり、コスト(人的コストや、費用)ばかりかかってしまうケースも多々あります。
|GoogleAnalyticsから抽出したキーワード
GoogleAnalyticsのアクセス解析データは、キーワードごとにサイトの滞在時間やコンバージョン率などのデータを分析することでユーザーがどのようにホームページに訪れ、どのページで離脱したかなど、ユーザーを知ることができます。
そのデータの中で特にキーワードの選択の際に重要なのがアシストキーワード(ユーザーがサイトに滞在する時間が長いキーワード)です。通常コンバージョンに至った直前のキーワードが重要視されがちですが、効果的なSEOを行うにはアシストキーワードでSEOを行うのがポイントです。
更に、キーワードの種類・目的も踏まえて決めていかなくてはなりません。
キーワード選定について2 キーワードの種類
キーワード選定では、何を目的としているユーザーをターゲットにするかを明確にする必要があります。
|キーワードの種類
1.情報系のキーワード
情報系キーワードは検索ユーザーが情報収集を目的としているキーワードです。その為購買や資料請求等のアクションにつながる可能性は低いワードといえます。 主にビックキーワード、1ワード(会社名、人物名等)がこのワードに該当します。
例:「ラーメン」「ファッション」「通販」 等
2.アクション系のキーワード
アクション系のキーワードは検索ユーザーがアクション(購買や資料請求)を目的としているキーワードです。購買や会員登録等のアクションを起こす可能性が高いキーワードなので売上を上げることや、直截的な効果を目的とするSEO対策であれば、アクション系キーワードのほうが向いているといえます。主にミドル・スモールキーワード、複合ワードがこのワードに該当します。
例:「ラーメン 新宿区 とんこつ」 「ブランド名 2014トートバッグ」 「通販 ウニ直送」 等
3.固有名詞系キーワード
固有名詞系キーワードとは、特定の企業やブランド、ウェブサイトをピンポイントで検索しているキーワードです。
通常、ユーザーは検索結果画面の1 ~ 2 ページ目までしか見ませんが、固有名詞検索の場合、目的のサイトが見つかるまで辛抱強く何ページでも探す傾向があります。また、検索結果のクリック傾向も、通常検索とは違い、常に一番上からクリックせず、探しているサイト以外はクリックしないという傾向があります。主に企業名やブランド名、ウェブサイトの名前が該当します。
例:「㈱スクイッド」「株式会社スクイッド」 等
上記の、キーワードの種類を十分に理解してからキーワード選定を行ってください。
キーワードの選定と、SEO対策を行う目的
SEO対策を行う目的によってキーワード選びも変わってきます。まずは自社のサイトがSEO対策を行う目的を明確にしましょう。その上でキーワードを選定するという手順で決めてください。
SEO対策を行う目的は大きくわけて2つあります。
|ブランディングの為のSEO対策
ブランディングSEOとは、検索結果で上位表示させることで企業や商品の認知向上等を目的とするSEO対策です。認知向上を目的としているため、選定するSEOのワードがビックワード(検索の多いワード)になる傾向があり、上位表示に成功すればアクセス数の向上は見込めるものの、売上アップや、資料請求などのアクションはあまり期待できなケースが多くあります。また、検索結果の上位表示をするにあたり競合が多いため時間とコストが掛かる可能性が高くなります。
|集客の為のSEO対策
集客SEOは、一般的なSEOで検索結果で上位表示させることで商品の売り上げUPや、資料請求件数の増加を目的とするSEO対策です。売上アップ等のアクションせる事を目的としているため、選定するSEOのワードをミドル・スモールワードになり上位表示させる可能性が上がり、ユーザーがアクション(購買等)を起こしやすい傾向があります。(ロングテールSEO)
※この目的を決めておかない事で起こるトラブル。
Web担当者の方は、売上向上などアクセションを目的に考えているのに対して、上層部の方が会議などでブランディングキーワードを上がっていない事を指摘して、会議で評価を下げてしまったり、対策キーワードが変更になってしまったりする事は実際多々あります。予めSEO対策をする際は、目的を踏まえたキーワード選定はもちろん、目的の共有を図っておいてください。
SEOキーワードの決め方まとめ
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